小さな魔女と小さな雨の魔法 -優しい絵本の物語-
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霧が濃い森の中で一人で暮らす、魔女と呼ばれている少女、ビビ。
生まれ持った白い髪を周りから「汚らしい髪」「魔女の証」と呼ばれ、人里から離れて森の中で一人暮らしています。
雨が降る森の中お散歩をしていたら、泣いている女の子を見つけます。
「う……お姉ちゃん、誰? う、う……うぅ……ぐすっ……」
「あ、あ、泣かないで……あなた、名前は? 私は、ビビ、っていうの」
「ビビ……? 私は、ナナ」
ナナは、母親とケンカをしてしまったようで「家出」してきたそうです。
ビビは一日だけ、ナナを家に泊めてあげることにします。
「えっと、えーっとね……私、一人暮らししているの」
「え! ビビお姉ちゃん、ちっちゃいのに?」
「ちっちゃい言わないでー……うぅ……私、子どもから見ても小さく見えるんだ……」
誰とも関わらず、ずっと一人で生活をしていたビビにとって、ナナは妹のようでした。
二人でご飯を食べたり、お風呂に入ったり、絵本を読み聞かせてあげたり……。
けれど、いつか雨は止んでしまいます。
降りしきる雨のように、楽しい時間はすぐに過ぎ去っていきます。
「……もっとビビお姉ちゃんと、遊びたい。本当のお姉ちゃんみたいで、楽しかった」
- 私ね、ビビお姉ちゃんに一つ、ウソをついていたの -
≪POINT≫
・『小さな魔女と小さな雨の魔法』の「過去のお話」となります。前作を聴いていない方でも違和感がないように作りました。
・今作は「あなた」がいません。ビビとナナの微笑ましいやり取りを眺めていましょう。お風呂シーンと、絵本の読み聞かせのシーンは、特に微笑ましいです。
・全編バイノーラルマイクで収録しています。お風呂のシーンはエコーがかかっていて、まるでその場にいるみたいです。試聴版でご確認ください。
・ビビのCVは前作に続き柚木桃香様、ナナのCVは藍沢夏癒様です。自分に自信がない女の子と元気で明るい女の子の対比を楽しんで頂けると幸いです。
トラックリスト
シーン1 ビビお姉ちゃんは真っ白(5:03)
シーン2 小さな小さな魔女(3:19)
シーン3 どうして雨が降る森の中に?(4:50)
シーン4 二人でお風呂(9:56)
シーン5 優しい絵本の物語(10:11)
シーン6 「まるで天使さんみたいだと思った」(6:52)
計 40分11秒
CV
柚木桃香 様
藍沢夏癒 様
イラスト
柴犬きせつ 様
効果音提供
PeachStudio MOMOKA。様
台本
くろっく